3月24日、NY貴金属市場の金は上昇。朝方はドル高ユーロ安を受けて軟調に推移。本日発表された2月の米新築住宅販売件数が7年ぶりの高水準を記録する良好な内容となったことを受け、リスク回避姿勢が後退して金は売られた。しかし、その後は米株式市場の下落を眺めてリスク回避姿勢が再び強まり、金は買い戻され、終盤にかけ小幅高で引けた。「米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げがやや遅れるとの観測から金相場を下支えている」と市場関係者は指摘している。一方、白金は小幅安。金の値動きに連動し買われる場面も見られたが、終盤にかけ米株式市場の下落を受けた売りに押され、小幅安で引けた。