5月21日、NY貴金属市場の金は下落。連休(メモリアルデー)を控え、ポジション調整の売りに小幅下落。朝方は米週間新規失業保険申請件数の4週平均が15年ぶりの低水準を記録し、米国の雇用情勢の改善が続いているとの見方から、利上げへの警戒からファンド筋の売り物が先行し、一時1200ドル割れを試す水準まで売られた。ただ、その後発表された米中古住宅販売が低調な内容となるなど、本日発表された米指標が強弱まちまちとなったことから下げ幅も限定的となり、終盤にかけて1200ドルの節目を維持して引けた。白金も下落。一時堅調に推移する場面がみられたものの、金の下落に連動して売られた他、米製造業関連指標が低調であったことを材料に売られた。