4月18日、NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのドル安、ユーロ高を受け金は上昇。新規材料に乏しく主要な米経済指標の発表がないなか米株価が下落したことで、相対的に安全な資産とされる金は買われた。ただ、17日からおこなわれている日米首脳会談で、北朝鮮への対応で足並みをそろえる姿勢が示されたほか、ポンペオ米中央情報局（CIA）長官が訪朝し、金正恩朝鮮労働党委員長と極秘会談していたことが明らかになったことから、北朝鮮情勢をめぐる警戒感が和らぎ、安全資産とされる金を売る動きも見られ、上げ幅は限定的となった。一方、白金は上昇。金の上昇に連動し買われた他、米国によるロシアの鉱山会社に対する経済措置の発動による白金族の供給不安から上昇に繋がった。