10月16日、NY貴金属市場の金は上昇。外為市場でのユーロ高、ドル安を受け金は上昇。サウジアラビア人の反体制記者の失踪をめぐり同国と欧米諸国の対立が深まる中、地政学的リスクの高まりから金が買われた。ただ、米金融大手ゴールドマン・サックスの好決算や本日発表の主要な米経済指標が総じて良好だったことなどを背景に米株価が大幅高となり、これを受けて投資家がリスク回避姿勢を弱めたため、終盤にかけ金は売られ、前日比ほぼ変わらずの小幅高で引けた。一方、白金は上昇。米株価大幅上昇には反応は薄く、金の値動きに連動し小幅高で引けた。