10月23日のNY貴金属市場の金はほぼ横ばい。外国為替市場でドルがユーロに対して下落したことをきっかけに、ドル建てで取引される金に割安感が浮上し、一時1,917.30ドルまで上昇。米大統領選が約10日後に迫っているほか、追加経済対策の成立時期が見通せないことも投資家の先行き不安を強め、安全資産とされる金への資金流入を促した。ただ、週末を控えてリスク警戒ムードは解けず、取引終盤にかけて前日清算値付近に値を戻す展開となった。