9/9 NY貴金属=金上昇、プラチナ下落
2021年09月10日
金 | US$/oz 1800.00 | +6.50 | |
PT | US$/oz 974.50 | -1.60 | |
銀 | US$/oz 24.17 | +0.121 | |
NY | ドル/円 | 109.73 |
海外貴金属市況コメント
9月9日のNY貴金属市場の金は反発。米労働省が発表した週間の新規失業保険(季節調整済み)は31万件(市場予想は3万5000件)と2週連続で改善。一方、欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で、新型コロナウイルス危機対策で導入した資産購入計画について、債券の買い入れペースを緩やかに減速することを決定した。欧州に続き、米国でも量的金融緩和策の縮小開始が早まる可能性を警戒し、朝方は金の売りが活発化した。しかしその後、ドルが対ユーロで軟化に転じると、割安感の生じたドル建ての商品である金は買い戻しが優勢となった。米30年物国債入札の旺盛な需要を受けて米長期金利が低下したことも、金利を生まない資産である金の相場を支援した。